DIARY

PV『ILL MACHINE』



PVについて。。
PV=プロモーションという考えの人もいると思うけど
オレの中ではPVもあくまで一つの作品という考え。
人にもいろんな顔があるように曲にも一つ一つ顔がある。
そして音と映像、その両方の世界観が完全に一つに融合して
初めて最高の作品となるもの。
例えば音を作る時も、ある映像やイメージが思い浮かぶ。
色だったり。。それは常に音の世界の中にあるんだけど
そこにあるビジョンをもっと具体化するのが映像の世界。
だからこそPVも大事。中途半端なものは作りたくない。

この『ILL MACHINE』は黒田さんという監督さんに
お願いしたんだけど、きっかけは彼が何年か前に、
仕事ではなく個人的に作ったという別の作品でした。
その作品自体は、海外でも賞をとっていて、
もともと、このストーリーのモチーフとなっている部分でも
あります。それを最初に見た時から何か自分と共通する
メッセージや、同じ世界観を持つがゆえのヤバさというか、
そういう匂いみたいなものを感じました。

この中の設定は、それから50年後の近未来。
人間が捨てた廃棄物から出来たマシーンが立ち上がり
いろいろなモノを破壊し浄化していく。。
それは人間の愚かさだったり、自分を守ろうとする
部分から生まれる敵対心だったり。。
という、現実の世界にからめた想像の世界。
自分は映画を見るのがすごく好きなんですが、
このPVはまるで短編映画を見てるような感覚で見れました。

特に今回は時間のない限られた中で何が出来るかという、
監督にとっては地獄のような作業工程だったんだけど
その中でこれだけヤバい作品をつくりあげるというのは
かなり並大抵の事ではないと思います。
またそこに生まれる勢いや爆発するパワーが
この映像の中に確実に表れていて、本当にあの世界観はヤバいです。
いつも同じ場所で何故かドキドキさせられますが
そういうポイントがあるって事がすばらしい。
ちゃんとユニークな部分もあるしスゲー気に入ってます!
音と映像の最高のコラボレーション!!
黒田さん、ありがとう!!

PS.また最高の作品に出会えた事を感謝します。

(KYONO)




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